sageszk's blog

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(`・ω・´)ゞ 平成ネット史(仮)展に行ってきますた

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年始にNHKで放送されていた『平成ネット史(仮)』。1月2日の初回放送時に何故か『バーチャルのど自慢』と時間を被せるという愚行を犯しており憤慨いたしましたが、先日再放送をしておりまして「NHKさっすがー!」と思ったりしました。ワタクシ、手のひらを返す準備はいつだってできております。

www.nhk.or.jp


さて、テレビでは著名な方々が思い出を語りつつ進行しておりましたが、やはり「あれがない」「これがない」といった話は尽きないものでして、我々も平成ネット史に携わる一員として何か発信せねばなるまいと思った方も多いのではないでしょうか。

個人的には、今年が平成最後であるということより、これまでのインターネッツを一度整理しようではないかという試みに興味がありまして、まずは現状把握だと思いまして『平成ネット史(仮)展』に足を運んでみたという次第であります。

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会場では、顔認証を通じて楽しめるインタラクティブなコンテンツと、とりあえず入りたい、見たい人のためのROM専コンテンツとがありました。僕はインターネッツ上でも基本的にROM(=Reed Only Member)専だったので、ROM専入り口からログインしました。

ちなみに、顔認証のほうが40分待ちとか書いてあったので、係の人に「ROM専どのくらいで入れますか?」と聞いたところ、「すぐ入れますよ」と言われましたが人が並んでいるように見えたので「いやいやw嘘でしょw」と思いつつ進んだら待機なく秒で入れてちょっと笑いました。あの列全部顔認証だったんかいな。

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中に入ると、平成が始まった時点からのインターネットの歴史年表がドドンと展示されておりました。世代的にパソコン通信を通っていないのですが、その手の話題がなくて変なマウント取られなくてよかったと心底思いました。まあWindows95を触っていたのでそこからは僕もマウント取り始めるんですけども。

……と、ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このあとほぼ自分語りですので嫌な方はブラウザバック(古)していただければと思います。

で、僕がインターネットに触れた時期から話をしていきます。実家が割と早い段階から常時接続環境になったおかげで、ネットサーフィン的な遊びはさんざんさせていただきました。最初はBIGLOBE回線だったので、ホームもBIGLOBE、ニュースやその他コンテンツをポータルサイトから探していました。繋ぎすぎて怒られたことはもちろんありますが、電話回線と知っていたので出来る限り中止ボタン(しいたけ)を押したり、画像や動画やPDFとかいうブラクラを踏まないよう気をつけていました。

その後、ケーブルインターネットの常時接続になり、検索という行動を知ったが最後、思いつくままネットサーフィンをやりまくり、この世の春を謳歌していました。が、途中から親の抵抗に遭う(LANケーブルを引っこ抜かれるなど)といったイベントのおかげで一時期インターネットから遠ざかったりもしました。さすがに小中学生で電気屋行ってLANケーブルだけ買うというのは少々気恥ずかしい物がありましたが、そういうのも経験として懐かしく思います。

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そんな中、2000年前後ぐらいから2chとかいうクソみたいな掲示板を見るようになってしまいました。人生の転機です。ニュー速+とかいう掲示板のせいで世間を斜めから見るという非常に厄介な思考の癖が身についてしまいました。どうしてくれよう。あらゆるモノに対して、直観ではいいと思うものにでも一瞬悪い方向の発想が働いてしまって批判的な態度を取ってしまうので素直になれなくなってしまい、かなり歪な性格になってしまったが、この時期です。

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会場の年表を見ていると自分が深くインターネットに関わるようになってきたなあと感じるのはやはり2006年ごろ以降という感じでした。『ニコニコ動画』以降ですね。ガラケー触り出したのは2002年ごろからでしたし、既に折りたたみケータイが主流になっていたと思います。あとなんとなく「モバイルはインターネットじゃない!」と思ってたのでその辺の文化はあんまり通ってないです。嗜み程度に着うたを変換して作ったりして遊んだりはしてましたが、ガラケーっぽい文化はあんまり触ってない記憶です。

2006年より前で懐かしいと感じるのは、それ以前から入り浸っていた『2ch』関連でコピペやAA、Flash動画といった界隈ですが、特定の作家を追いかけるとか、自分で何かを作るといったところはほとんどやっていなかったので、正直どれを見たことがあってどれを見ていないかも記憶が曖昧です。この辺考えると、オタクになりきれてないなあと思います。いまだに。

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年表は年表で面白いんですが、多分この展示のメインコンテンツは落書きボードでしょう。ざっと見て回ったんですが、このボードを見て初めて「ああ、これ誰か人間が書いてたんだ……」っていうむず痒い気持ちになりました。盛り上がっているスレをリロードするたびに誰かの書き込みが増えているのをリアルタイムで現実に目の当たりにするかのような不思議な気持ち。だって、目の前でスマホ開いてAA見ながらペンで壁に書き込んでんすよ、変な気持ちになりますでしょうに。

ぼーっと落書きを眺めていると、昔のインターネットのほうが楽しかったなあという思いが再燃してきました。前からその理由を考えていたんですけど、この落書きを見ていたらちょっと答えが見えた気がしました。僕が楽しんでいた平成のインターネットって2ch前後の時代で、言うなれば「おまえら」の時代だったのかもしれません。「俺たち」でも「ぼく」でも「特定の誰か」でもなく、「おまえら」。誰かがポッと出したものに誰かが乗っかる。それを誰かが面白がり、誰かが批判する。そんなのを眺めてるのが最高に楽しかったんだなあ、と思いました。


……ってそれニートの遊びやないかーい!


ちょっと待てよ、と冷静に考えてみると、2ch文化は楽しく眺めていただけのインターネット。当時は小学生とか中学生でして、子供ながらに刺激が強すぎたのかもしれません。それまでの体験ではあり得なかったことが次々に起こり、日々アップデートされていく。そりゃ眺めているだけでも楽しいに決まっています。当時のおまえらありがとう。おまいらにも光あれ。

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僕もなんだかんだで黙って見続けていたわけではありません。当事者として楽しんでいたのは、その後に起きた「俺たち」の時代。僕がインターネットでの「俺たち」を意識し始めたのは、ニュー速VIPでした。VIPでは、スレッドを立てた>>1の人が適当に話題を作り、それ以降は話題に乗っかったり、スカしたりしながら飽きたら終わり。「ぬるぽ」「ガッ」といったお約束もたくさんありました。そんなことが毎日どころか毎時、毎分起こっていました。ここでは自分もクソスレ立てたり、スレッドに参加して煽ったりして遊んでおりましたし、そう考えるとニュー速VIPに入り浸っていたころの楽しさは異常でした。お約束やテンプレでの会話を通じて「俺たち」みたいな連帯感が生まれたり、すごい一体感を感じたりしていたのがこの時期です。そういえば、なんでもVIPクオリティやヌクモリティで誤魔化していた時代、いまのVTuberの優しい世界に通じるものがあるような、ないような。。

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ジオシティーズ、前略プロフ、ブログ等やっては飽きてを繰り返していましたが、やはり発信してリアクションが来ることの楽しさは病みつきになります。次いで挑戦してみた音声での情報発信である『ねとらじ』が自分の原点であり、今につながるインターネットの楽しさの源泉です。テキストでも音声でも感じたこの体験は、おそらく動画でもイラストやその他の創作なんかでも変わらないんだろうなあ。

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そして、年表TwitterなどのSNS、VTuberという感じで進んでいくのですが、この辺りになるとインターネッツの「おまえら」でも「俺たち」でもなく現実世界の延長線上という感じでしょうか。今後、アバターの民主化等々でまた状況が変わるのかな、とか芸能界みたいになっていくのかなとか、未来のことはわかりませんが、少なくとも30年あれば世界は変わっていくことは肌で理解できました。

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かなり話はズレましたが、『平成ネット史(仮)展』はかなり得るものがあり大変よろしゅうございました。またこのような展示の機会があれば書き込みを見に行きたいなあと思います。ここまで書いてもまだまだ語り足りないのでいずれまた『平成ネット史(仮)』編纂の一助になるような思い出は書きたいなあと思ってます。

あ、そうそう。僕も掲示板に何か書こうと思って、ざっと見回して書かれてなさそうな物を書いたんですが、多分誰にも気づかれなくて闇に埋もれていたと思うので記念に撮った写真だけ貼っておきます。

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